国際版Xperiaの公式のBootloader unlockの手順をまとめてみました。
基本的に国際版Xperiaであれば、公式の手順でunlock出来ます。キャリア版は日本に限らず公式の手順ではunlock出来ません。(日本版Xperia、Xperia Z1sなど)
ただし、2011年XperiaのようにOmniusやwotanという非公式な方法でのunlockが可能な例外もあります。しかし、現状キャリア版でなくともXperia CのようにMediaTeKのSoC搭載機はunlock出来ないようです。
Bootloader unlockをする前に
Bootloader unlockをするとメーカーの保証が無効になります。運悪く文鎮させてしまった場合は自分で解決するしかありません。
内蔵ストレージとユーザー領域がフォーマットされるので必要なデータはバックアップしておきましょう。
あと、unlockする前にこのツールを使ってのTA partitionのバックアップを推奨します。
[TOOL] Backup TA v9.10 for Windows [20131228]
設定→アプリケーション→提供元不明のアプリにチェックを入れておき、USBデバッグをオンにしてPCに接続します。
そして1を入力してEnterキーを押せばバックアップされます。
公式Bootloader unlockの手順
Bootloader unlock出来るのかはServiceMenuから確認できます。電話アプリから「*#*#7378423#*#*」を入力すれば起動できます。
Service info→Configurationから「Bootloader unlock allowed:Yes」となってることを確認します。
ここがNoだとunlock出来ません。
Yesであることを確認できたら、IMEIも控えておきましょう。
そして、Sony Developer Worldのページに行きます。
Unlocking the boot loader | Sony Xperia
「Start unlocking the boot loader」をクリックします。
Instructionsのページを読んで、「Continue」をクリック。
次のページもよく読み、「Yes, I'm sure.」をクリックします。
Legal Termsのページの内容を理解したら2つ共にチェックを入れて「I accept.」をクリック。
そして、次のページで名前(適当でOK)、IMEI、メールアドレスを入力します。
先ほど控えたIMEIは15桁ですが、後ろの1桁を消して14桁にして入力します。
すると入力したメールアドレス宛にUnlock Keyの書かれたメールが届きます。
fastbootドライバをこの記事を参考にして導入しておきます。
Windows8.1(update1)でもできる!Xperiaのfastbootドライバをインストールする方法。
端末をfastbootモードで接続して、コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します。
0xKEYのKEYの部分は先ほど発行されたUnlock Keyに置き換えて実行してください。
fastboot.exe -i 0x0fce oem unlock 0xKEY
そして、以下のコマンドで再起動します。
fastboot reboot
これで完了です。
あとはカスタムカーネルを焼くことや、CyanogenModなどのカスタムROMを焼くなど好きに弄ることができます。